董和先生に聴く
痛みと炎症の治験(上)
聞き手:大浦純孝 社長


大浦 前2回は、董和先生が創られた健康食品で効果があった症例のうち、コリと痛みに対する反響を中心にお話しいただきました。その後も有効例が次々と寄せられているそうですね。

董和
 ええ。痛みは人の苦痛の中で最も苦しいものの一つですが、これが改善、治癒したという報告が多くあります。これは開発者冥利に尽きることです。特に腰痛が良くなったという例が多くありますので、今回はそれを中心に報告いたします。

腰痛・その1

大浦
 はじめの症例は?

董和
 これは、ある歌の教室の先生からの報告です。63歳の女性の生徒さんが、何年か前に腰椎スベリ症と診断されていたのですが、だんだん悪化し、昨年末には激痛に襲われて、病院ではもう手術しか方法がないと言われたそうです。

大浦
 激痛からすると、この方が食べられたのはツボ草エキスですか。

董和
 いえ。この歌の先生は骨砕補植物のエキスを紹介されました。この女性は、これを食べだしたら次第に痛みが和らぎ、今では全く痛みがなくなり、たいへん喜ばれているということです。

大浦
 他にも腰痛の例がありますか。

董和
 これは福島県の薬局のY先生から提供いただいた症例です。
患者さんは70歳の男性で、前日、病院からもらった冷湿布をしたら腰から太ももにかけて激痛が起こり痛くて動けなくなったと、その奥さんが来店されました。ご主人は大腸ガンを手術して抗ガン剤を飲まれているので、この腰の激痛はガンが骨へ転移したからではないかと、奥さんは暗い顔をされていたそうです。ただ、腫瘍マーカーはまだ検出されていないようでした。

大浦
 この方には何を用いられたのでしょうか。

董和
 このとき、Y先生から私に電話がかかってきて相談を受けましたので、私はツボ草と骨砕補植物のエキスを併用されるように言いました。

大浦
 どれくらいの量を食べるように言われたのですか。

董和
 はじめは通常の目安量でした。ただ痛みが治まらなければ、30分おきに何回でも、大量に食べてもかまわないことを申し添えておきました。

大浦
 結果はどうでしたか。

董和
 結局、この方は目安量の四倍を食べ続けられたそうですが、次の日には三階の寝室から階下まで降りてくることができました。そして五日目からは少しですが、外へ出て散歩をすることもできるようになりました。その後、Y先生は通常の目安量を続けるように勧められています。奥さんからは「本当にすごい健康食品だ!」と、大変感謝されたそうです。

骨砕補植物は?

大浦
 以前、痛みにはツボ草エキスが良いということでしたが…。

董和
 そうです。ただ、骨の激痛の場合には骨砕補植物と合わせて摂るほうが効果的です。痛みが激しいときは目安量の二~三倍摂られることをお勧めします。

大浦
 何日も大量に食べても良いのでしょうか。

董和
 ツボ草や骨砕補植物などは、痛みが止まるまで何回食べてもいいですが、大量に摂取する場合は二~三日を限度とし、痛みが治まったら通常量に戻します。

大浦
 ところで、骨砕補植物もツボ草もどちらも痛みによいということですが、骨砕補植物は何を目標に用いたらよいでしょうか。

董和
 ちょっと専門的になりますが、骨砕補植物は漢方では「補陽」(陽気不足を補う)の生薬に属します。鹿茸、海馬、冬虫夏草など、補腎陽の生薬と同じ仲間ですが、骨砕補植物はその名のごとく、骨折に対して優れた治療効果がある植物です。

大浦
 あらゆる骨の変形、痛みに用いることができるわけですね。

董和
 そうです。特に、お年寄りは体が弱くなり、足腰がだるく、骨粗鬆症にもなりやすくなります。また、首や腰、膝その他、全身の関節に痛み、変形が出やすくなります。冷えると痛みがよけい増すこともあります。こういう場合は、骨砕補植物を続けていただくとよいと思います。

「腎虚」を補う

大浦
 健康食品で軟骨成分のグルコサミンやコンドロイチンが、変形性関節症によいといって利用されていますね。

董和
 コンドロイチンは関節軟骨の27~43%を占めているといわれ、全身の関節がスムーズに動くようにするために重要な成分です。

大浦
 でも、コンドロイチンやグルコサミンは若いうちは十分に産生されますが、年をとるにつれて産生能力が低下してきますね。

董和
 そのために軟骨がすり減り、やがて骨と骨がぶつかるようになります。そうなると痛みが生じます。それで関節の痛みを和らげるために、コンドロイチンやグルコサミンが利用されるようになったのでしょう。自分の体の合成能力が低下するのだから、外的に補給するのも已むを得ないと思います。

大浦
 その効果はどれくらいあると考えられますか。

董和
 私は使ったことがないのでよくわかりませんが、それなりの効果はあるのではないでしょうか。しかし、骨や関節の変形症に関しては、私は漢方的治療の効果の方がずっと顕著であると確信しています。

大浦
 と言いますと…。

董和
 変形性関節症は老化現象に基づくものです。老化による体力の低下、臓腑の機能低下、特に「腎虚」によって骨量が減少し、退行性変化をおこして軟骨がすり減るのです。漢方では「腎は骨を主る」といわれています。コンドロイチンやグルコサミンの産生減退も腎虚のためです。

大浦
 それに対して骨砕補植物はどのように働くのでしょう?

董和
 先に言いましたように、骨砕補植物は「補腎」の生薬です。腎を補う(腎の働きを高める)ことにより、骨を強くし、軟骨の減少を抑える働きがあるといわれています。

大浦
 そこが骨砕補植物が骨や関節の痛み、変形に効く根本なのですね。

董和
 ええ。その他に、内臓機能全体を調整し、変形した骨を修復する働きもあるといわれています。全身の変形性関節症に対して積極的な治療法になるといえます。

腰痛・その二

大浦
 もう一つのツボ草の方はどうでしょうか。

董和
 ツボ草は、骨の変形を改善する力は弱いですが、炎症止め、化膿止めの働きは優れています。ですから、ツボ草は痛みや炎症に対しては、骨砕補植物より広範囲に用いることができます。

大浦
 一つ例を挙げていただきますと…。

董和
 二年ほど前のことです。ある日の朝、大阪・八尾市にある薬局の先生から、喜びの電話をいただきました。その先生は前日の午後、立ち上がれないほどの激しい腰痛に襲われました。先生の腰痛は十年前に二階から転落し、第三腰椎を損傷したのが始まりですが、腰がこれほど痛んだのははじめてだったそうです。

大浦
 そこでツボ草エキスを食べられた。

董和
 ええ。例の「痛みが止まるまで食べる方法」でやるつもりで、一日の目安量を一度に食べました。そして10分くらいの間をおいて、また同じ量を食べました。すると、わずか二回食べただけで、痛みが消えたそうです。食べ始めてから20分くらいしか経っていなかったので、全くウソみたいだったそうです。

大浦
 それっきり痛みは起こらなかったのですか。

董和
 はい。念のため、もう一度、一日の目安量を食べられたそうですが、次の日は腰がだるい感じがしただけで、痛みは少しもなかったということです。ツボ草がこんなに効くとは!とびっくりされていました。

腰痛・その三

大浦
 ただ、激しい痛みの場合は、ツボ草と骨砕補植物の併用が望ましいということですが…。

董和
 これも一つ、例を挙げましょう。
奈良県のある薬局の先生からいただいた報告です。84歳の女性で骨粗鬆症を患っておられ、腰痛が激しく、半年くらい寝たきり状態でした。自力ではトイレに行くこともできず、病院からはもう治療方法がないと宣告されていました。

大浦
 この方は普段、何か摂られていたのですか。

董和
 普段は骨砕補植物を、時々ですが摂られていたのですが、今回は腰痛がひどく、なかなか良くなりませんでした。

大浦
 そこで…。

董和
 薬局の先生は、これに加えてツボ草エキスを目安量、食べるように勧められたそうです。

大浦
 それで…。

董和
 この二つをいっしょに食べるようになったら、なんと約10日で痛みが取れて、ベッドに起きることができるようになったというのです。こんなに早くよくなるとは思っていなかったと、その先生もびっくりされていました。

大浦
 今でも痛みはないのですね。

董和
 ええ。ツボ草と骨砕補植物のエキスを両方、目安に従って食べていただいているそうです。

大浦
 骨と関節の痛みが激しいときは、何はともあれ、まずツボ草と骨砕補植物を試してみるのがよいですね。